10月23日(水)・24日(木)
長野市:ホテルメルパルク長野にて、「養育実践者として、自ら描くこれからの施設のあり方」をテーマとし、第34回関東ブロック児童養護施設職員研修会を開催いたしました。児童養護施設協議会の関東ブロック11都県(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県・東京都・新潟県・山梨県・静岡県・長野県)の児童養護施設職員286名が参集しました。
開会式冒頭、関東ブロック児童養護施設協議会会長より、台風19号被害に遭われた皆様に対してお見舞いを申し上げ、また、亡くなられた方へのお悔やみを申し上げました。また、会長より被害に遭われた皆様への「義援金」の呼びかけがあり、研修会2日間にて総額69,658円を本日10月25日にて長野市へお渡ししました。ご厚意をいただきました皆様には深く感謝申し上げます。
開会式後、5分科会へ分かれ、第1分科会「権利擁護と施設養育~最善の利益を考慮した養育とは~」第2分科会「自立支援の現状と進路指導における広域・多機関連携の必要性を考える~施設の支援が子どもたちの思いと繋がるために~」第3分科会「職員も知ろう措置費制度のあらまし~<事務費>人件費・施設維持管理費・<事業費>入所児童生活費等~」第4分科会「今、そしてこれからの施設が求める人材その育成~小規模化、多機能化、地域展開といった課題に対応すべくどのような人材の育成をすべきか実践例を通して議論する~」第5分科会「『食』を考える~愛着や関係をはぐくむ「食」を考える~」というテーマに沿った発題者の先生方の発表の下、施設養育の実践を熱く語り合いました。
2日目は、各分科会のまとめ発表後、全国児童養護施設協議会児童養護施設のあり方に関する特別委員会委員長であり、子どもの虹情報研修センター研究部長 増沢 高 氏より『新たな時代の社会的養護をきり拓く~積み重ねてきた実践から養育の本質を考える~』を題しご講演をいただきました。
2日間の短い時間でしたが、11都県の児童養護施設職員が一同に会し、これからの施設養育のあり方を熟慮する機会となりました。
最後になりましたが、台風19号の影響により新幹線はじめ高速道路などの交通機関に支障が生じた中、研修会へご参加いただきました職員の皆様方、また、施設関係者の皆さまには、開催県としてあらためて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。