令和5年度 長野県・長野県教育委員会に対する要望書 提出

投稿者: | 2022年9月15日

8月30日(火)長野県庁にて長野県、長野県教育委員会に対する児童福祉施設の要望書を提出しました。

長野県へは「1 高機能化・多機能化について① 児童養護施設等の高機能化・多機能化とは、各施設は具体的にどのような準備が必要か。人材育成や確保、整備等の予算について考えを教えて頂きたい。2 乳児院の将来像について① 乳児院の今後の適正な定員について、県としての見込みを示していただきたい。② ショートステイやレスパイトケアのニーズを安心して受けることができるような制度上の仕組
みを整えていただきたい。③ 高機能化・多機能化へ向けて欠かせない乳児院と市町村との連携に向けて、県にある程度の道筋を示していただきたい。3 自立支援・アフターケア・リービングケアの充実① 長野県社会的養育推進計画 基本方針4「子どもの自立が促進される」に基づき、実情に即した全国レベルで遜色ない形での具現化を切望いたします。」と要望いたしました。                   

また、長野県教育委員会へは「1、 特別支援学級への教職員の加配について近年では、施設入所児童に限らず、療育手帳等取得児童、知的障害学級や自閉症・情緒障害学級への入級者、通級児童が増加していることに伴い、県教委におかれましては教職員への専門性を高める為様々な研修等実施されていることに一保護者として感謝申し上げます。さて、施設入所児童のうちグレーゾーンと思われる児童につきましては、保護者・児童相談所・学校等との協議により医療機関への受診を行っていますが、児童自身のコミュニケーション不足により奇声を発してしまったり、感情のコントロールが難しく暴力行動をとってしまったりすることもあり、児童同士のみならず、保護者間でもトラブルが頻繁に発生しております。また、施設入所児童の他、一般家庭の児童もケアニーズの高い児童が増えており、特別支援学級に入級する児童が増えております。授業時間中に教室から飛び出すケースなども多く、最大8名の入級児童を担任一人で指導することはとても難しい現状であります。このようにケアニーズの高い児童達が授業に集中し、友達とのトラブルを少しでも解消するためにも、加配基準以上の教職員加配を再考いただきますよう、特段のご配慮をお願いいたします。2、 施設入所児童基礎学力向上のための県費教職員の配置につい施設入所児童の多くは施設退所後の保護者支援を望むことは難しく、自力で判断し社会自立を目指していかなければなりません。そのために措置児童の基礎学力向上のための児童支援が喫緊の課題であります。特に措置前の家庭環境により、小学校、中学校での基礎学力となる国語、算数が身についていない児童が多い現状にあります。児童自身も自覚をしており日々勉学に励んでいますが、通常学級での授業についていくことに大変苦慮しております。つきましては、児童養護施設児童が通学しているいずれかの小・中学校に対して、児童養護施設対応用として県費教職員の加配をお願いいたします。」と要望いたしました。